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ゴルフスイングの基本は?|体重移動・重心移動・腰の回転・捻転・手の返しをする?しない?


ゴルフの指導を受けて、困った時はありませんか?


皆さんはゴルフの技術を誰かに教えてもらう時、違う内容の指導を受けて困ることがありませんか?

コーチにゴルフレッスンを受けている人が、コースに仲間と行ったとき、上司の上手い人にもらうアドバイスが、コーチの言う事と全く違う・・・

Webで見つけた有名なコーチの指導と、今習っているコーチの言っている内容が違う・・・

Webで調べても、コーチ毎に言っていることが違う・・・

何故このような事が起きるのでしょう?

それはゴルフのコーチの殆どが、上手い人だから。

例えば、学校の先生は、子供を教育することを目的としていますので、その時の教育指針に則った幅広い勉強をして先生になります。

その場合、教員免許が必要。教科書という基本に従って、生徒に教えていきます。

ゴルフの場合、PGAで認定されたティーチングプロ(TCP)は2千人前後。でもゴルフを教えることを仕事にしている人は数万人。

身近な上手い人からのアドバイスを含めると、更にすごい人数になります。

ゴルフを教えるのに、学校の先生のような教員免許は不要です。

他人にゴルフを教え、対価(お金)を得れば、それがティーチングプロです。

ゴルフのティーチングプロは、自分のスコアをアップするために努力してきた人。自分のスコアを伸ばす方法を見つけ、その1つの方法を究極まで突き詰めていった人です。

トーナメントプロになることを夢見て、実現できなかった人、トーナメントからリタイヤした人が次の職業として選ぶのがティーチングプロ。

そうなると、その究極まで突き詰めた自分のゴルフが最も良い方法。

他人に教える時も、他の方法を知っていても、自分が上手くなった方法がその人のゴルフの基本。その基本を教えるのは当たり前なのです。

勿論、初心者がグリップの握り方、アドレスの取り方、ゴルフのルール・マナー等、全国共通の部分を教えてもらうのは重要です。

まず、クラブにボールを当て、前に飛ばす練習の間も問題ありません。問題はある程度打てるようになった後どうするかです。

ゴルフスイングの基本とは何でしょう?


「教えてもらうティーチングプロの”ゴルフスイングの基本”が自分に本当に合っているのか?」を考えたことがあるでしょうか?

練習時間が少ない人が、習得に時間がかかる技術を教えられれば、いつまで経っても上手くなりません。

足腰が強くない人が、体重移動や腰の回転の指導を受ければ、いつまでも安定しません。

手首が弱い人がコックを教わってもそれを制御できず不安定なインパクトになります。

チーピンやシャンクで悩んでいる人が、スイングの抜本改良を求められても、はっきりした原因や原理が理解できないと、結局は直せません。

コーチが受講者の打てない理由を把握できなければ、コーチ自身の打ち方を強要して真似てもらうしかありません。その打ち方が難しければ、真似るのに時間がかかります。

ここでは、上記のような悩みを抱えている人に、少しでも参考にして頂くため、ゴルフスイングの基本的な技術で意見が分かれるものに絞り、分かり易いように原理、メリット、デメリットをしっかり説明していきます。

ここでの教科書は、スイングが美しいトッププロ。そのスイングを実現している関節や筋肉を詳しく調べ、その使い方による違いを実験検証で確認して頂きます。

科学の分野では実験は基本。言葉や方法、理由が曖昧な状態では実験はできません。

ここでは言葉の定義や体の動かし方をしっかり理解して、独学で実験を行いましょう。

少なくとも、数年ゴルフを続けているのに、あまり上手くならない人は試してみる価値はあります。自分が自分自身の体の状況を一番良く知っているのですから。

ゴルフのスイングでその基本を「どちらにすべき」か、「どちらにしたい」かは、実際に試して判断してみて下さい。

ゴルフのスイングで絶対的な基本などありません。色々試し、メリット・デメリットを理解した上で、自分自身で選んだ方法がゴルフの基本になります。

スイングの基本となる項目は以下の通りです。どれも良く使われるゴルフ用語ですが、Webでは意見が分かれる内容です。

1.体重移動をする?しない?

2.体重移動・重心移動?違いは?

3.腰の回転?捻転?

4.手の返しをする?しない?

5.バックスイングトップで左肘曲げる?曲げない?

では早速、説明を始めましょう。


1.体重移動をする?しない?


ゴルフの体重移動はバックスイングトップで右足に体重をかけ、フィニッシュでは左足に体重がかかるのが一般的。

でも、何故体重移動をする必要があるのでしょう?まずこれを理解しないと先には進めません。

体重移動するのはズバリ「安定して腰を上手く素早く回転させる」ためです。

ゴルフのスイングでは「肩の回転」がすごく重要になります。肩を回転させる一つの方法が「腰の回転」です。

では、腰を回転させるために、何故、体重移動が重要なのでしょう?これは腰を回転させる関節の位置を理解する必要があります。

この理解には実験検証が一番。まず40cm程両足を開けて両方の足に体重がかかった状態で立ってみて下さい。両膝を僅かに曲げるとゴルフのアドレスになります。

アドレスができたら、両足に同じ体重がかかった状態で、腰を回して45度右方向を向いてみて下さい。多分、左膝を前に出し、右膝を少し伸ばした状態になっていると思います。

但し、両膝の曲げが腰の回転を行っているのではありません。腰の回転は右股関節の内旋、左股関節の外旋という回転軸によって行われます。

でも回転軸が2つあると腰は上手く回せません。その問題を解決するのが両膝の曲げ伸ばしです。他にも足首の関節の曲げ伸ばしも加わり、足の長さと位置を調節します。

この6つの関節を使って腰を回転しています。

基本1


その状態だと、腰の位置が左右に簡単に動きませんか?

これは一つの腰を回転させるのに6つの関節を上手く動かさないとならないのが問題で、ゴルフのスイングでも腰の位置が安定しません。

安定しない状態で腰を回転しても、左右にフラつき、スイング自体が安定しません。

ではどのようにしてこれを解決するか?

そこで出てくるのが「体重移動」です。バックスイングで右足に体重の殆どをかければ、その回転軸は右足の股関節だけになります。

でも右足だけで立つのは安定しませんので、左足にもある程度体重を残し、体のバランスが取れるようにサポートします。

これをやってみましょう。上記のように右足に体重を9割かけて腰を同じように45度右に回転してみて下さい。

両足に体重がかかった先ほどよりは腰の位置がフラつかず安定しているはずです。体を支えるために制御する関節が少ないので、自由度が無い分、安定するのです。

次は右足に体重9割をかけたまま、腰の回転をアドレス位置0度まで戻し、更に腰を45度左に回転してみて下さい。

腰は回転できると思いますが、あまり速く回転できないのではないでしょうか?

理由は簡単。腰を回転するのに右股関節の外旋を行う筋肉だけで回転しているからです。

この筋肉を効率よく動かすのに必要なのが体重移動。腰の位置の右から左への移動は上記筋肉の動きをサポートする方向。

上記筋肉は方向性を定めるガイド役となり、その回転力の源が体重の移動となります。

でも、体重移動のために腰を移動すると、体の重心も右から左に動き、右足にかかっていた体重を今度は左足で支える必要があります。

左足に体重がかかると、回転軸は左足の左股関節となり、内旋の筋肉がガイド役となります。

腰の位置の右から左への移動は、上記筋肉の動きもサポートし、回転力の源になります。

この重心の移動が速い腰の回転を実現するのです。

基本2


結論として、「体重移動の基本」は、

・腰を速く回転させるために、体重移動は重要である。

・体重移動では回転軸は右股関節外旋から左股関節内旋にスイッチする。

・その中間の状態は回転軸が2つあり、不安定なので、体重移動の際は、できるだけ素早く右足から左足に体重移動を行う。

・回転軸のスイッチの間、頭の位置は動かさない。

となります。

この4項目を意識して、腰を回転してみて下さい。スムーズな体重移動で、速い腰の回転ができると思います。

体重移動を使ったインパクトの時、股関節の動きには内転という左腿が必要以上左にズレる動きもあります。股関節は一つなので、内転すると内旋が小さくなり、腰の回転を抑制してしまいます。

ゴルフ用語では、この内転を「スウェーする」とも言います。「スウェーしないためには左の壁を作る」と言うアドバイスがあります。

具体的には、「左股関節の内転を抑え内旋をしっかり意識する」という事です。尚、頭が右に傾かず、その位置が動かないように意識すれば、内転は抑えられます。

基本3


他にも、左膝を曲げたままでは、右足体重から左足体重の素早い動きに対応できません。インパクトで踏ん張れるように左膝を伸ばす形になります。

左膝を曲げているバックスイングトップから、インパクトの左膝を伸ばした状態に一気に持っていくと、フィニッシュでは、その反動で左足が浮いた状態になることもあります。

これは「地面の反力を利用する」と説明される場合が多いです。

基本4


これら「左の壁を作る」、「地面の反力を利用する」は、イメージを重視した言い方です。

この言葉で理解できれば良いですが、イメージに捕らわれ左腰を動かさないように固定したり、左足で思いっきり地面を叩いたりする言葉通りの行動だけではかって害となります。

使う関節をしっかり意識し、体重移動した結果の副産物が上記動きだという理解が重要です。

基本的に「腰の回転」を積極的に使わなければ、体重移動を行う必要はありません。では反対に、腰の回転に体重移動は必須なのでしょうか?

実は体重移動を行わないで「腰の回転」を行う技術もあります。

それは、最初から右足に体重を乗せ、左足で上述の地面の反力を利用して腰を回転させ、右足の右股関節回転だけで、左足に体重を移動しない方法です。

反対に、左股関節回転だけで右足に体重を移動しない方法もあります。

アンジュレーションのあるコースでは、上手く体重移動ができないので、このような片足股関節だけを回転軸とした打ち方も必要になることがあります。

この片足を回転軸とする方法は回転力は落ちますが、回転軸を右足から左足にスイッチする必要が無いので、腰の位置が安定する利点があります。

左膝を曲げ、右膝を伸ばすと同時に左こぶしを空手で瓦を割るように下に降ろし、次に、右膝を曲げ、左膝を伸ばすと同時に右こぶしを空手で瓦を割るように下に降ろす指導もあります。体重移動はありません。

これは肩の回転と腰の回転を連動させるには良いのですが、体重移動が無いので、回転軸は右股関節でも左股関節でもない中間の仮想回転軸を作る必要があります。

前述のように6つの関節を上手く動かす必要があるので、一見簡単そうですが相当難しい技術です。

体重移動に関連した動きだけでもこのように多くのスイング方法があります。本来はこの全ての方法を理解して試し、自分に合った最も良い方法を選択するのがベストです。

でも、現実は違います。この中の一つを極めてゴルフが上手くなるのが一般的です。そのようにして上手くなったコーチから習うのは、その技術だけであることが多いです。

この中の一つを「基本」のように教わっても、それが自分に合っている技術ではないかもしれません。

2.体重移動・重心移動?違いは?


もう一つ、ごちゃ混ぜに使われるのが、体重移動と重心移動。

体重の移動とは、単純に右足と左足で計測された重さの変化。右足から左足に体重が移動すれば、それを体重移動と言います。

片足スィングでない限り、必ず体重移動はダウンスィングでは行われています。

一方、重心とは「体の各部分・各質点にはたらく重力の合力の作用点。質量中心と一致する。重力の中心。質量中心」の意味。

ゴルフのダウンスィングの場合、トッププロのシャロースイングでは下左図のように、頭の位置は固定され、左足の位置も固定されています。

しかし、下右図のように、腰の位置は大きく右から左にシフトしているのが分かります。

体の腰を中心とした部分が左に動き、それ以外の部分で右に動く部分が無いのだから、ダウンスイングでは重心移動が行われると考えるのが妥当です。

バックスイングからダウンスイングへの切り返しで、必ず行われるのがこの腰を動かす重心移動。

これはゴルフだけでなく、野球、テニス等小さいボールを打ったり投げたりするときに必ず行われる基本の動きです。

シャロースィングを行っているトッププロは、殆ど同じスイングとなります。

基本13


では、何故「体重移動・重心移動を行わない」と断定する情報があるのでしょう?

理由は、その情報源の体重と重心の定義がいい加減だから。

例えば、「重心を左足に移す」は、「体重を左足にかける」若しくは「重心位置を左足の方に移動する」が正解。重心は両足を地面に付けていれば、両足の間にあります。

重心を左足に移す場合、必ず左足だけで体の全体重を支えて止まれなければなりません。体の軸が傾いていれば、重心は両足の間です。

一方、体の軸が傾いた状態でも左足に全体重がかかった時は、「左足で体重を支える」、「左足に体重を乗せる」、「左足に体重がかかる」の表現は全て正しいです。

また、体重や重心の移動を否定し、「足の裏の圧」が重要とする情報もありますが、これも物理的意味を誤解しています。

腰の回転でも、次に説明する背骨の回旋でも、上半身を回転させます。その時に得る回転力は地面と足裏の摩擦により得られます。

摩擦力はその部分の加重により強弱が変わるので、両足それぞれのつま先、踵の体重比でその摩擦力が決まります。

一般的にはこの各場所にかかる体重比が「足裏の圧」と考えるのが妥当です。

体重移動・重心移動の大小はスイング方法で違いはありますが、上半身を回転させるのに地面と足裏の摩擦力はどの方法でも必須です。

体重や重心は垂直方向の力であり、「足の裏の圧(重力により押すこと)」も物理上は垂直方向の力を指します。それ以外の意味はありません。

また、「足裏の圧」はそれぞれのスイング方法で、バランスの良いスイングを行うと、意識しなくても自然に両足それぞれのつま先、踵の体重比は決まってくるものです。

普段、立って歩く、走る動作の時に「足裏の圧」が何処にどんな割合でかかっているか等、気にしませんよね?平衡感覚があれば、自然にその姿勢は保たれます。

「足裏の圧」で悩むのは、クラブを持ってスイングする時。クラブヘッドによるインパクト位置を気にしてバランスが崩れ、前傾姿勢が分からなくなった時です。

クラブを持っていない時に比べて、極端につま先に体重がかかっていたり、踵に体重がかかっている状態の時があります。

そのような時は、クラブ持たずに素振りを行い、つま先や踵の足裏の圧を確認します。その上で、クラブを持ち、同じ足裏の圧になるように意識するとバランスが取り易くなります。

このように、「体重移動」、「重心移動」、「足裏の圧」は、同じ垂直方向の力でも意味も役割も違います。どれも否定される技術ではありません。

「足の裏の圧」を提示している情報の言いたいことを考えると、「足の裏の地面に対する摩擦力・回転力」が正しい言い方だと考えられます。

「地面を足裏で回転させるように踏ん張る」が分かり易いでしょうか?地面は回転しないので、反作用で回転力が得られます。

しかし、これは地面と平行な方向の力で、「足裏の圧」とは全く別物です。

基本13


上図は足裏にかかる圧の方向と、足裏の摩擦による回転力を得る回転の方向を示しています。

体重は左右の足均等にかけていますが、回転力を得る足は自由に選択できることを表しています。ダウンスイングの最初は右足で肩の回転力を得て、後半は左足で肩の回転力を維持しています。

体重は左右均等と言いましたが、実際には腰の移動で、重心位置はほんの僅か右から左に移動しています。そうすることで回転力を得る足の選択が容易になります。

もし、「足裏の圧」と「地面との摩擦」の違いが良く分からなければ、簡単な実験をしてみて下さい。

まずは体重移動・腰の回転又は、捻転による肩の回転(3.で説明します)を行ってみて下さい。

次に同じことを靴下を履いてフローリング上で行ってみて下さい。靴下を履くと足裏が滑り、バックスイングもダウンスイングも上手くできないと思います。

これは地面と足裏間で圧(垂直方向の力)は変わらずありますが、足裏の摩擦係数が小さくなり、肩の回転力を上手く得られていないことを示します。

3.腰の回転?捻転?

「腰の回転」により上半身を回転させますが、それを行わなくても良い方法はあるのでしょうか?

ゴルフのスイングにとって重要なのは、上半身というより手が付いている「肩の回転」であり、それを行う一つの手段が「腰の回転」です。

もう一つの方法が「背骨の回旋(背骨をネジル)」です。これも基本的な技術ですので、深堀していきましょう。

腰と肩の間には3つの関節があります。それが背骨と呼ばれる胸椎と腰椎、肋骨と肩甲骨をつなぐ肩甲胸郭関節です。

胸椎と腰椎は、腰に対して肋骨を60度程度回旋させることができます。

腰の回転も60度程度です。即ち、「腰の回転」でも、「胸椎と腰椎の回旋」でも、地面に対して肋骨を60度回転させることができます。

そしてバックスイングトップで顎の下に肩を持ってくる最後の回転に使うのが肩甲骨。

肩甲骨と肋骨の間の関節が肩甲胸郭関節。この関節は靭帯や腱が無く、多くの筋肉だけでつながっており、複雑な動きを可能にします。

左肩甲骨の外転、右肩甲骨の内転を行うと、肋骨に対し30度程の回転が可能です。

基本5

「腰の回転」または、「背骨の回旋」60度と合わせて、地面に対しては、合計90度の肩の回転となります。

トッププロのスイングを見ていれば分かりますが、肩の回転は肩が顎の下に来る90度で十分です。

ゴルフではこの「胸椎と腰椎の回旋」を「捻転」と言います。背骨は椎体の集まりで、その間にある椎間板によって複数の椎体が相対的に動きます。その捻じれる方向が回旋ですので、「捻転=捻じれ」となります。

基本6

但し、最近フォームの解析に使われるモーションキャプチャーは、腰と肩の角度差を計測します。よって、捻転は背骨の回転だけでなく、肩甲骨の動きも入った角度になります。

同じ「捻転」でも定義が違います。背骨の回転と肩甲骨の回転は役割が違いますので、注意が必要です。

体が柔らかく、捻転を使って肩を回転させる人は、バックスイングで腰の回転は殆ど不要となります。

しかし、捻転できる角度には個人差があります。捻転だけで60度の回転を得られない場合、腰の回転を併用します。

その具体的方法を説明しましょう。

まず、胸椎と腰椎の回旋で回転できる最大角度を「最大捻転角」とします。「最大捻転角」が60度まで行かない人は、足りない回転を腰の回転で補います。

この腰の回転量が小さければ、意識して回転軸を考える必要はありません。腰より下はある程度力を入れておくことで、消しゴムのような弾性体となります。

消しゴムは僅かに捻じることができますが、回転軸は一定です。腰より下の各関節が僅かに移動してバランスを取り、小さい腰の回転ができているので、回転軸を意識しなくても安定した1つの仮想回転軸が形成されています。

但し、ゴムですから、両足をしっかりと地面に付け、下半身の全関節と筋肉で均等に回転を分散する必要があります。重心移動、体重移動はそのバランスを崩しますので、殆ど行いません。

膝を大きく曲げるのもNG。反対に、できるだけ左膝は曲がらないように、右膝は伸びないように耐えると、筋肉にパワーが蓄えられます。

ダウンスイング時には、下半身が安定したゴムのような弾性体として作用し、捻転の解放と共に肩を回転させます。

女子プロでは「最大捻転角60度」に加えて、弾性体の下半身を使って90度以上肩を回転させる人もいます。飛距離を得るには有効な手段ですが、ボールを見るための頸椎(首)の柔らかさも必要となります。

このように、「腰の回転」で肩を回転させる人には、バックスイング時の体重移動は基本の技術ですが、「捻転」で肩を回転させる人には体重移動は基本の技術ではないのです。

昔からゴルフをしているプロは腰の回転と体重移動を重視する人が多く、最近の若いプロは捻転にウェイトを置いたバックスイングをしている人が多い傾向があります。

見分け方はそれ程難しくありません。捻転重視の場合、下左図のように、重心位置の移動が少なく、両足と顔の中心を結ぶ三角形が二等辺三角形に近くなります。左膝も大きく曲がりません。

一方、腰の回転、体重移動重視の場合、下右図のように、重心が右足方向に動き、両足と顔の中心を結ぶ三角形が直角三角形に近くなります。左膝は大きく曲げる傾向にあります。

基本7


両足と顔の中心を結ぶ三角形が二等辺三角形となる「捻転重視」では、アドレス位置からバックスイングを行っても、頭の位置は大きく動きません。

しかし、直角三角形となる「腰の回転」重視の人は、アドレスの位置から頭を右足方向に移動させます。アドレス位置で予め頭を右足方向に移動し、直角三角形を形成する人もいます。

但し、ダウンスイング時には両方とも頭の位置は固定しています。そのため、インパクト時の頭と左足首を結ぶ軸は「腰の回転」重視の人の方が大きく傾くことになります。

この軸の傾きの違いに対する補正は、インパクト時の左手首を手の平方向に曲げる「掌屈」の度合いで調整できます。

同時にボールを打つフェイス面の角度調整も「掌屈」の度合いで行えます。

インパクト時には体の傾き量以外は、「腰の回転」重視でも「捻転」重視でも、トッププロの場合はダウンスイングに大きな差異はありません。

どちらの方法が優れているというものではありません。シックリくる方法を選べば良いのです。

基本15

上記の三角形が示していることは、以下のようになります。

・腰の回転と体重移動を重視する人の場合、バックスイングでは頭の位置及び重心位置は右側に移動し、体重比も右足の方が多くなる。

・捻転を重視する人の場合、バックスイングでは頭の位置及び重心位置は大きく移動しない。よって、体重比も両足で大きく変わらない。

他の見分け方もあります。それは両者で異なるのはバックスイングの時の肩の上下。

腰の回転は地面に直交した回転軸なので、肩の位置は上下しません。

一方、「背骨の回旋」は背骨が回転軸。アドレスでは両股関節を屈曲して体を前に30度程度傾けますので、回旋により肩の位置が上下します。

「肩が上下に動かないようにバックスイング」を主張する人がいますが、回転軸の取り方では肩が上下するのは当たり前。回転軸を無視したアドバイスは無意味です。

基本8

腰の回転と体重移動は他の野球やテニスでも重要な要素です。それらの経験がある人には使い慣れた技術です。直ぐに応用可能で、肩の回転速度を上げるのにも有利です。

但し、多くの関節や筋肉を利用するので、ちょっとしたズレでスライス、フック等が出やすくなります。安定させるのに、練習量も多く必要です。

一方、捻転は卓球のフォアハンドで使われます。腰を回転させる時間的余裕が無いので、捻転でラケットを動かします。

でも最大捻転角60度程度まで意識的に背骨を捻じるスポーツはあまりありません。

野球やテニスでは最大捻転角まで利用しますが、腰の回転が始まってから肩が回転するまでにはディレイタイムがあります。

ディレイタイムとは、腰が回転して、肩が回転し始めるまでに時間差があるということです。

このディレイタイムの間、背骨が捻じられていき、その捻じれ量が捻じれない最大捻転角になってから腰の回転速度で肩の回転も始まります。

この背骨の捻じりは筋肉にエネルギーを蓄えます。最大捻転角になり、肩の回転が始まる時は、そのエネルギーが一気に放出されます。

即ち、最大捻転角はスイング中の時間差で無意識に作られ、無意識に利用されるので、最大捻転角という概念は不要なのです。

ゴルフではボールを打つ位置が決まっていますので、ディレイタイムはスイングのバラツキの原因となります。

野球やテニスをしていたゴルフの初心者にスライスが多いのは、このディレイタイムをゴルフでも使っているためです。

ディレイタイムを使うと、腰がまず回転し、その後肩が動き始め、蓄えられた筋肉のエネルギーを使って速い速度で気持ち良くクラブを振ることができます。

しかし、クラブヘッドが体の回転に対し遅れるので、フェイス面がアウトサイドインの軌道になり、スライスになってしまいます。

思いっきり振れば振る程スライスが激しくなります。ディレイタイムを使わないような修正が必要です。

ディレイタイムを作らないためには、バックスイング時に最大捻転角まで背骨を捻るか、ダウンスイング時に肩と腰が同時に回転するように腰の筋肉で固める必要があります。

テニス・野球の基礎は、ゴルフでは基礎ではないのです。


最大捻転角を意識して使うスイングは、使う関節が背骨だけなので扱い易くディレイタイムもありません。よって、コントロールし易いという利点があります。

練習時間も比較的短く済みますが、新しい技術なので、教えることができるコーチは少ないかもしれません。

昔から「ゴルフの体重移動は基本」が常識でした。しかし、最近のトッププロは「ゴルフは体の回転が基本」に変化してきています。

腰の回転と体重移動を行っても、体は回転します。よって、「ゴルフは体の回転が基本」は捻転を意識した回転と理解するのが妥当と思います。

では、腰の回転60度と捻転60度を合わせて120度、肩を回転できるのでしょうか?実はそれはできません。

例えばバックスイングで腰を60度右回転したい場合、右股関節を使います。すると腸腰筋が引っ張られ、腰椎の回旋量に制約を与えます。

反対に腰椎を回旋させて捻転を作っても腸腰筋が引っ張られ、右股関節の回転量に制約を与えます。

関節を動かすのに直接関与しない筋肉でも、どの骨と骨を繋いでいるかにより、一方の動きで他方の動きを抑制することがあります。

基本17


脇腹の右方向に回旋させる筋肉は腰の骨につながっています。そのため、捻転を作る時に腰の骨を引っ張ることで、右方向に腰も回転させます。

腰が回転しないように踏ん張らないと、捻転と同時に腰も回転してしまい、いつまでも捻転を最大捻転角に持っていけません。

最大捻転角に背骨を回旋させるには、腰が回転しないように踏ん張るのが不可欠な技術です。

一方、腰を右回転した場合は、右股関節の回転で腸腰筋が引っ張られ、腰椎の右回旋は制限されますが、左回旋は引っ張られた腸腰筋を緩める方向です。

腰の右回転と同時に腰椎を左回旋すれば、肩は回転しません。フラダンスはこれを利用しています。

でもゴルフの場合は、腰の回転に合わせて肩も回転する必要があります。そのためには腰の筋肉に力を入れて固めます。

これは腰の回転をそのまま肩の回転に伝えるために不可欠な技術なのです。

クラブの性能アップや軽量化にも起因していると思いますが、原理をしっかりと理解し、自分に合ったゴルフの基本的フォームを、色々な情報から独自に考えられる時代だと思います。

4.手の返しをする?しない?


ゴルフで「手を返す」というと、どんな印象を持つでしょうか?本来の意味は「言葉や態度などをがらりと変えることのたとえ」で「手のひらを反す」の方が一般的。

「手を返す」はゴルフで用いられる言葉であり、明確な定義がありません。

でも、字のごとく考えると、「表の手の平を裏に返す」が分かり易いと思います。

ではトッププロはインパクト前と後で手の平はどのように変わるでしょう?

下の図はトッププロのインパクトの前後で手の状態をピックアップしたものです。

基本9

これを見れば一目瞭然ですが、インパクト前には揃って左手の甲が見えていますが、インパクト後には右手の甲が見えています。

これはインパクトの前後で「手を返す」動作が行われていることを示しています。

また、「手を返さない」の意味は「右手が左手を追い越さない」という人もいますが、これも間違い。

右手の方が左手よりもクラブヘッドに近い方を握っているので、必ず右手は左手を追い越します。

「手を返さないボディターン」という言葉もありますが、これも間違い。上記写真のインパクト前と後では肩の回転は60度程度。それに対し、返った手の角度は180度であることが分かります。

肩の回転60度を「ボディターン」とすれば、手の回内、回外による「手の返し」は120度。合計で180度になります。下図が上から見たスイングを模式化したものです。

基本14

事実から見れば、「手を返さない」や「右手が左手を追い越さない」、「手を返さないボディターン」は間違っています。

では「手を返さない」や「右手が左手を追い越さない」、「手を返さないボディターン」を主張する人たちは何を根拠に言っているのでしょうか?

それらの情報を読んでいくと、一つの状態にたどり着きます。それは「右手の甲がインパクト直後に上を向かないようにする」です。

更に、この状態を「手打ち」、「手首を返す」、「手首をこねる」という人もいます。全て同じ状態を指しているのです。

ではこの状態が何なのか、分かり易く説明します。また実験で検証しましょう。最初にクラブを持ってアドレスを取ってみて下さい。

その状態で、なるべく両肘を動かさないようにして、左右の手の甲が上を向くように動かしてみて下さい。

この状態にするには左腕を外側にネジル(回外)と右腕を内側にネジル(回内)が必要です。

これが悪い動きなのでしょうか?それは違います。

左腕の回外、右腕の回内はシャフトを90度回転させる動作。下図のように、インパクト前のフェイス面を、ボールを打つ方向と直交させる役割があります。

基本10


では何が問題なのでしょう。実は手の甲の位置(クラブのグリップ位置)が問題なのです。

この実験検証では、アドレス位置で手を返しました。でも、実際のプロのスイングでは、グリップ位置が手を返す前と後では大きくスイング方向に動いているのが分かると思います。

バックスイングトップから「ボディターン」を使い、グリップの位置は大きく円周に沿って移動しています。

このように手首の位置を大きく移動させながら左腕の回外・右腕の回外が行われると、手の甲は上を向かず、トッププロのスイングと同じ方向を向いていると思います。

「ボディターン」によるグリップ位置の移動と右肘関節の伸展(肘を伸ばす)、右手首の掌屈(背屈した手首を元に戻す)により、無意識で左腕の回外、右腕の回内は行われます。

基本11

しかし、「ボディターン」や右肘関節の伸展が弱いと、左腕の回外、右腕の回内が十分でなく、スライスボールやシャンクになる恐れがあります。

これらの詳細に興味がある方は

を読んで下さい。

それを阻止するために、意図的に両手を捻じって手を返そうとすると、「右手の甲がインパクト直後に上を向く」状態になります。

メカニズムは、両手を捻じる動作は腕の回外筋、回内筋を使いますが、この筋肉はあまり強くありません。速いダウンスイングの中では、これらの筋肉だけでは回内、回外を制御できません。

それでも無理に捻じる動作をすると別の筋肉が使われます。左手の移動を抑制したり、左肘が曲がったり、右脇を開けたりする筋肉です。その副作用が「右手の甲がインパクト直後に上を向く」状態を生み出します。

これが極端なフック、チーピンの主原因となります。

「手打ち」とか、「手をこねている」とは、この意識的な手を捻じる動作を指す場合が多いです。

言い方は色々あっても、問題となる関節と筋肉の使い方は「意識的な手を捻じる動作」で全て同じです。

このように、関節と筋肉の使い方でゴルフのスイングを理解すれば、定義が不明確な言葉で悩む必要は無くなります。

5.バックスイングトップで左肘曲げる?曲げない?


バックスイングトップでは、殆どのトッププロが左肘を伸ばした状態を作ります。

では、何故左肘を曲げる?曲げない?に意見が分かれるのでしょう?

理由は明確で、アマチュアのバックスイングでは、左肘を曲げたくなる条件が揃っているからです。

でも、左肘を曲げても、何の支障もなければ曲げても良いことになります。その支障を理解し、克服できれば曲げることに問題はありません。

ではその支障とは何でしょう。早速実験で検証しましょう。

クラブを持って、インパクトの瞬間を想像して作ってみて下さい。その時の左肘はどうなっているでしょう?

殆どの方は左肘を伸ばしていると思います。その状態から、右腕は変えずに左肘だけ曲げてみて下さい。多分、フェイス面が左に回転すると思います。

これはバックスイングトップで左肘を曲げ、それをインパクトまでに戻せなければ、ボールはフックして左方向に飛んで行ってしまうことになります。

今度は、インパクトの状態で、クラブヘッドを地面に付け、左右の肘を曲げてみて下さい。フェイス面が体に近づいてくると思います。

これは肘の曲げ量によって、インパクト位置がフェイス面先端方向にブレることを示しています。

ではインパクトの状態でクラブヘッドを地面から放し、左右の肘を曲げてみて下さい。フェイス面が上に移動していると思います。

これは肘の曲げ量によって、トップになってしまうことを示しています。

アドレスを取った時の左肘の曲げ量よりも、バックスイングトップで肘を大きく曲げる人は、インパクトまでにアドレスの状態に左肘を戻す必要があります。

戻せなければ、上記のような問題が発生し、安定性が得られないのです。

でも左肘をバックスイングトップでもともと伸ばしている人は、全く左肘を伸ばすことを意識せずに、インパクトまでスイングができます。

バックスイングトップで肘を曲げている人の方が、「インパクトまでに左肘を伸ばす」という新たな作業が増える難しい打ち方なのです。

「難しくても、練習して肘を伸ばせれば問題ないでしょう?」と思うかもしれません。でもこの打ち方には更なる困難が待っています。

これも実験で検証しましょう。

下図のように、バックスイングトップの右腕を回外させて、右肘関節の屈曲(肘を曲げる動作)と、右手首関節の背屈(甲側に手首を曲げる動作)を作ってみて下さい。

少し話は脱線しますが、ゴルフ用語では、この右手首関節の背屈を「ヒンジ」と言います。「ヒンジ」を「コック」と並列に扱っている資料もあります。

しかし、「コック」は左手関節で使われ、ヘッドスピードを上げるための技術で、「ヒンジ」は右手関節で使われ、バックスイングトップを作る時に不可欠な技術です。

尚、通常の打ち方ではインパクトまで、右手関節の「コック」や、左手関節の「ヒンジ」は全く使いません。違う技術なので、混同して考えない方が良いと思います。

話を元に戻します。次に右手の平に左手の平を重ね、左腕の肘を伸ばした状態と、肘を曲げた状態を作ってみて下さい。

シャンク7



違いが判るでしょうか?肘を伸ばした状態では右腕が回外していますが、左肘を曲げるとその回外が解かれ、回内してしまうと思います。

それに合わせて、左腕の回内も解かれ、回外してしまいます。

「3.手の返しをする?しない?」で「手の返しは回内した左手を回外すること」と説明しました。

でも上記検証から、左肘を曲げてしまうと左手は回内していないので、フェイス面は最初から円周のクラブヘッドの移動方向と直交した面になっています。

更に、左肘を曲げてしまうと、肩を顎に付けなくてもクラブヘッドを目標の位置まで持っていくことができます。

この場合は肩甲骨の挙上、上方回旋ができていない状態です。

ゴルフでヘッドスピードを上げる有効な手段が、肩甲骨の下制、下方回旋を使った振り下ろし、コックの使用、回内・回外を使った手の返しです。

これらの技術全てが左肘を曲げることで使えなくなってしまいます。

この肩甲骨やコックを使ったヘッドスピード上げる方法について知りたい方は、

を読んでみて下さい。

このように、バックスイングで曲げた左肘を元に戻せないとミート率の低下につながり、曲げ量が大きいと、上記ヘッドスピードアップの3つの技術が使えなくなるというデメリットがあります。

では、それでもバックスイングトップで左肘を曲げたくなる理由は何でしょう?

第1の理由は、ヘッドスピードが速くなるという錯覚。左肘を曲げることでバックスイングトップから更にクラブヘッドを引くことが可能になります。

これはオーバースイングで引き過ぎなのですが、「引けば引くほどクラブヘッドを速く振れる」というイメージが強い人が左肘を曲げます。

第2の理由が「コック神話」を信じる人。スイングをよく理解していない上級者の中には、「コックが重要」と指導する人が多くいます。

コックとは、バックスイングトップで左手の手首を親指方向に90度近くまで折る技術。

試しに左腕を伸ばした状態で、思いっきり親指方向に手首を曲げてみて下さい。自然に左肘が曲がりませんか?

これは親指方向に曲げる筋肉と肘を曲げる筋肉が連動して動き易いから。バックスイングトップでも同じで、「コック」を意識するあまり、左肘が曲がる人が多くいます。

第3の理由が、バックスィングトップのクラブヘッドの移動方向。クラブヘッドはバックスィングトップからの切り返しで、移動方向が変わります。

その時にクラブヘッドには強烈な慣性力が働いており、その慣性力は左肘を曲げる力となります。

「左肘を伸ばす」努力を行わない、伸ばす意識がない殆どの人は左肘が曲がる傾向にあります。

但し、「左肘を伸ばそう」と思っていても、強烈な慣性力に耐えられず、肘が曲がってしまうこともあります。

左肘を伸ばす意識さえあれば、左肘には伸ばすための筋肉に力が入っているので、慣性力が弱まった時点で左肘が伸びるので影響は小さいです。

第4の理由が体の回転や肩甲骨を上手く使えない人。体が回転しない、肩甲骨が動かないとバックスイングが小さいと思いがち。

それを補うために左肘を曲げてスイングを大きくします。

この体が回転しない、肩甲骨が動かない理由は老化による柔軟性の低下、筋力の低下、関節痛などがあります。

その場合は仕方ないのですが、体の回転のメカニズムや、肩甲骨の使い方自体を知らないためにできない人も多くいます。

基本12



上記の問題を理解した上で、バックスイングトップで左肘を曲げる意味があるのでしょうか?

左肘を曲げる理由を、「緊張をほぐす、リラックスする、力が抜ける、スイングがコンパクトになる」等の理由で推奨しているWeb配信もあります。

根拠が明確でなく、今一私は理解できないのですが、それが左肘を曲げるメリットかもしれません。

どちらにウェイトを置くべきか、どちらがゴルフの基本か、今一度考えてみて下さい。

他のゴルフの技術についても筋肉・関節の動きで理解してみませんか?

「あなたはどっち派?」の項目は以上です。少しずつ、「ゴルフのスイングを関節、筋肉の動きで理解する」意味が分かってきたでしょうか?

定義が不明確な言葉を使わないので、共通な用語である筋肉や関節、その動かし方を理解すれば、自ら実験検証し、その状態を確認できます。

何が正しいのか、スイングの何処に問題があるのかを自分で判断できるようになります。

そういう内容以前に、「練習をやっているのだが、上手くボールが当たらないし、飛距離もでない。」と感じている方はいませんか?

特にバックスイングトップで左肘を大きく曲げている人は、スイングの根本が間違っているかもしれません。

その可能性があるかも?と思われる方は、以下のURLをクリックしてみて下さい。

をクリックしてみて下さい。

基本と言えばパターも基本的な打ち方があります。それを知りたい方は、以下をクリックしてみて下さい。



ゴルフのスイングで基本とはどのような選択か、自分で考えてみませんか?

上記内容以外にも、ゴルフ用語で曖昧な定義のものはたくさんあります。その一つ一つに対し、上記のような関節と筋肉、その使い方で説明しているのが


です。上記項目に関しても、更に深堀して解説しています。内容に興味がある方はご連絡下さい。

またこのURLに書かれた内容に興味を持ち、「関節と筋肉で考えるゴルフ」をやってみたい方は以下のFacebookにアクセスしてみて下さい。



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「今教えてもらっているコーチやスクールがあるが、今一上手くならないので、別の方法も試してみたいが・・・」の様な人には、安価・単発で試せるので良いと思います。

但し、私は頚椎症性筋萎縮症で肩が上がらない状況、キャリア8年という事を理解して頂いた上で、本URLに共感・納得して頂いた限定です。

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