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会社で特許を取得(職務発明)した発明者に、報奨金・補償金が支払われる制度が、殆どの技術系企業にあるのをご存じですか?


皆さんは、会社で特許を取得(職務発明)した発明者に、報奨金・補償金が支払われる制度が、殆どの技術系企業にあるのをご存じですか?

昔はその制度はいい加減で、有効な特許に対しても「雀の涙」程度の補償しか行われていませんでした。

しかし、青色発光ダイオードの発明で「発明は発明者のものか、会社のものか?」、「会社が譲り受けた場合に、適正な対価とは?」の判断を求める訴訟を機に、法律に則った「対価」を払うような見直しを、多くの会社が行っています。

もしあなたが理系の学生で、大学院まで通っていたら、研究の中で「特許」について少しは感心を持っているかもしれません。

でも関連特許の明細書を見て、論文以上に細かい記載や、ワザと難しくした文章が羅列しており、読む気が無くなってしまった経験があるのではないでしょうか?

大学を卒業して企業に入ると、今までの研究の延長線で仕事ができる人は恵まれており、新しい分野の技術開発が仕事となる人も多いと思います。

学卒ならば、「特許法」の講義しか受けていないと思うので、「特許出願のノルマ」がその会社にあると、どうやって特許出願をするか分からず、それだけで重荷になるかもしれません。

その新しい技術分野で特許出願を行える自信はありますか?

同期との収入差は2000万円

今から会社に入り、課長→部長→取締役→社長と、自分の昇格を夢見る人もいると思います。

でも会社の組織はピラミッド。実績だけでなく、有名校の学歴、派閥、運の色々な要因が絡みます。

それに対し、有効な特許の出願は、他人に影響される要因が少なく、本人の実力次第。

「有効な特許出願」の方が遥かに現実的です。

ところが、会社に入り、特許を出せない人の殆どが、

・発明が思いつかない。
・思いついたアイデアが「公知か否か」が分からない。

という現実に突き当たります。

でもこれは仕方がないこと。

何故ならば、大学までの過程で「アイデア」を出す教育を殆ど受けないからです。

受験、試験には勉強が不可欠ですが、勉強の中心は

・単語、漢字を覚える
・数式を覚える
・記述の仕方を覚える
・問題を知って解き方を覚える

試験の中心は

・上記の勉強してきたことを、筋道を立てて頭を働かせて思い出す

試験の場合、制限時間があるので、考えている余裕は殆どありません。

勉強してきたことを如何に早く思い出すか、どんな問題が出てきても良いように、多くの知識、試験に出やすい知識を得て、考える時間を少なくすることが重要となります。

それには勉強の時間を増やし、効率の良い覚え方を学び、反復練習により思い出す時間を短縮するしかないのです。

小・中・高、大学を含め、殆どが上記カリキュラムなので、「考える」ということを積極的に教えません。

今の日本の教育は、「記憶(覚える)」ことから始めます。

つまり、「覚えたことを思い出すために考える」という授業が大半です。

でも「アイデア」を出すのはこの勉強法とは全く違います。

「発明し、特許を出す」という作業は、会社に入って初めて遭遇する「未知の世界」なのです。

如何に新しい技術を起案できるか、それに伴う有効な発明を行うか、これにはテクニックがあります。そのテクニックが分かれば、「発明をすること」や「特許に対する拒絶感」を無くすことができます。

手っ取り早くそのテクニックを理解してもらうには、私が現役時代に発明を行った軌跡を辿ってもらい、光学・メカの基礎的な学習と、その発案の具体的方法を習得してもらうことです。

特許になるアイデアの発想実践


上記の本は私と一緒に読者が当時の技術開発現場にワープしてもらい、一緒に開発・発明を行う過程を共有してもらうというノンフィクションです。

世の中に発明本は色々ありますが、概念的、抽象的記述のものが殆どです。

それに対しこの本は、「光学、メカの具体的把握と共に、どのような環境・状況において、どのような考え方、テクニックで発案し、製品に使われる有効な特許出願をしたか」を具体的に開示しています。

100件以上の登録特許番号も記載されていますので、ノンフィクションとして現実の技術現場を体感して頂けます。

会社に入り、新しい分野の技術開発を行う状況を「仮想空間」で味わって頂くことになります。

内容は「メカ、光学」が中心ですが、私も会社には「光通信のプロトコルが卒研のテーマだったので、システム的開発をしたい」と面接で話し、全く違う分野の事業部に配属された一人です。

最初は「半導体露光装置のアライメント装置」のソフト開発を2年間行っています。

自分の「配属先、担当分野」と「特許出願を行う」は別次元です。何処でも特許出願は可能です。

この本を購入して頂き、読んで頂くだけで、少なくとも発案・特許出願に関するあなたの視点が変わります。

本の中の「課題」に沿って、しっかりテクニックを習得すれば、有効な特許を出願できる「考える力」が身に付きます。

勿論、この本を読んでも「有効な特許出願」には仕事の現場の状況、機会、個人の考える努力、運等の色々な要素が必要です。

でもそのような状況・機会に遭遇しても、「考える力」が無いと発案はできません。

あなたの、「考える力」を培ってみませんか?