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最近は、SNSという便利なものがあるので、「友達を作りたい」という目的でアカウントを作り、投稿する人は多いかもしれません。
元々仲間や友達の間でSNSを使った交流は、情報伝達の一つとして価値があると思います。
でも、不特定多数の相手があなたのSNSの記事を見て、フォロワーとなってくれた時、その人は「友達」なのでしょうか?
確かに記事を見て、「いいね!」を押してくれる、好意的な返信をしてくれるという意味では、「自分を応援してくれる姿の見えないバーチャルな友達」かもしれません。
でも、あなたが社会とつながっている限り、長い時間いる場所は現実の社会。全ての状況で生身の人間と関わっていく必要があります。
同じ目的や同じ場所を共有する環境で、その現実の人と上手く付き合っていく上で必要なのが、仲間や友達の存在。孤独感を無くし、色々なストレスを緩和してくれます。
では、仲間と友達は一体何が違うのでしょう?
言葉の定義上は
仲間:ある物事を一緒になってする者
友達:一緒に勉強したり仕事をしたり遊んだりして,親しく交わる人
と辞書に記載されています。
「仲間はいるけど友達がいない」と孤独を感じるという人も多いかもしれません。
でも、仲間と友達はそこまで大きな差があるのでしょうか?
ここでは「友達」と「仲間」について深堀してみたいと思います。
内容は以下の通りです。
1.友達は、どんな環境でできるのでしょう?
2.あなたは友達に過剰な期待をしていませんか?
3.仲間をたくさん作ろう
4.仲間から友達を作る理由をもう一度考えよう
5.「親しい仲間」を作るにはストレス耐性の強化が重要
6.人生には次のステップがある
では順を追って考えて行きましょう。
1.友達は、どんな環境でできるのでしょう?
例えば幼馴染。
両親が住んでいる家の周りで、歳が近い子供の親同志が話し合うようになり、自然に子供同士で遊ぶようになったのがきっかけ。
学校の親友。
同じ学校に通い、同じクラスやクラブ活動を行っている時に、気が合う仲間と時間を多く過ごすようになったのがきっかけ。
会社、サークルの友達。
同じ会社や同じサークル活動で話す機会が増え、仲良くなったのがきっかけ。
どれも、家族や自分の置かれた・目指した環境で、同じ1つの目的を持つ仲間が、長い時間行動を共有し、気の合う仲間と更に多くの時間を費やしてできるのが友達。
友達は「作ろう」と思ってつくるものではありません。
目的が同じ「仲間」と合い、長く付き合っていく中で、より多く話がしたい、時間を共有したいと思える仲間が表れ、お互いの感情が一致した時に自然にできるものです。
2.あなたは友達に過剰な期待をしていませんか?
「親密な話をできるのが友達」とか、「秘密を共有し合えるのが友達」と思っている人はいませんか?
確かに、両者でそれを望むならば、問題ありません。お互いがストレスの発散対象となり、真逆の意見を言い合っても、ストレスの解消につながるならば良い関係です。
でも、一方的に話をした場合、相手が反対の意見を持っていても反論しないとか、「それを別の人に話してはいけない」というストレスを感じることもあります。
相手だけにストレスを感じさせることが、友達のする行為でしょうか?
「友達に裏切られる」ということもあります。
でも、裏切りとはどういう意味でしょうか?
長い付き合いならば、相手の性格はある程度分かるはずです。
自分との会話で、他人の悪口を多く話す人は、自分の悪口を他人に話している可能性があります。
お金にルーズな人は、お金を借りてなかなか返さない場合もあります。
浮気性な人は、自分の恋人を略奪する可能性もあります。
自分が好きだった人に、それを知っている友達が告白してしまうこともあるでしょう。
他人の秘密を暴露する人は、他人に自分の秘密を暴露してしまうかもしれません。
嫉妬心、プライドの高い人、ひがみやすい人もいるでしょう。
その性格が分かっている人に上記の行為をされた場合、それは裏切りなのでしょうか?
友達の性格が分かっていても、友達として付き合っているのは、その人と一緒にいて楽しいから。
趣味など、目的が同じで、共通の話がし易いから。
理由は色々だと思いますが、上記のような問題があると思っても、その問題を差し引いてもそれ以外の長所を持っている人と認めているからではないでしょうか?
裏切られないためには、上記情報を教えない、金銭の貸し借りを行わない等の付き合い方が必要です。それができるならば友達として付き合えます。
その友達が、「何かを断わった」ことで去っていく人ならば、「友達になれる人でなかった」と思うべきです。
もし、「断ること」ができない友達ならば、「裏切られた」と思わなければ良いのです。
「相手の行為は事情があるはずだから仕方ない」と考えれば、怒る必要もありません。
でも、そのような考え方ができる人は、多くありません。それならば、友達として親密にならず、仲間として断れる位置関係の方が楽です。
全ての人格が備わっており、自分が理想的と思う人を「友達」にできれば良いと思いますが、そんなパーフェクトな人は多くいません。
また、そのパーフェクトな人がいたとしても、あなたが相手にとっても魅力的な人なのかは分かりません。友達はお互いの感情が一致してできるものです。
友達とは何なのか?もう一度考え直してみませんか?
3.仲間をたくさん作ろう
「色々考えていたら友達なんかできない」と考えているあなた。それなら「親しい仲間」をたくさん作ってみませんか?
学校や会社、サークルに通っていれば、そのメンバーと会話をすることから始めます。SNSならば、色々なサークルに参加して、投稿してみるのでも良いと思います。
ポイントは焦らないこと。まずは自分の話を出したり、相手の話を聞いたりして、共感した相手と会話を続けること。
仲間が多ければ多いほど、色々な人と出会えます。
話し上手な人、聞き上手な人、会話の内容が濃い人、話が楽しい人、色々います。
自分が話したい時に相談する仲間、何かを教えてもらいたい時の仲間、楽しい輪に入りたい時の仲間、それが1つである必要はありません。
相手が快く対応してくれれば、自由に使い分けできるのが仲間の存在となります。それを継続していれば、相手の性格や趣味、考え方も分かってきます。
でも、中には自分を騙そうとしている人がいるかもしれません。
それを見分けるには、時間をかけてゆっくり話していき、相手の情報と性格をしっかり把握すること。
騙す人は、別の目的を持っているので、その目的達成のため、急いで親密になり、何かを求める行動をとろうとする場合が多いです。
自分が焦らなければ、相手に見透かされることはありません。自分のリズムで、自分のスタイルで相手も同調してくれるのが、自分でストレスを感じない良い付き合い方です。
仲間ならば、お互いに束縛せず、共通の趣味や仕事を通じて「会話」ができる。自分のリズムやスタイルで会話する相手を選ぶことができます。
それが仲間です。
4.仲間から友達を作る理由をもう一度考えよう
良い仲間が形成されると、その中からより長い時間を共有する仲間ができ、友達と呼べる人が出てくるかもしれません。
友達となると、お互いの情報や秘密を共有することが更に多くなります。
でも、それが拘束し合う仲に発展した場合、お互いにストレスが生まれます。
そのストレスが爆発した結果、裏切り、妬み、嫉妬のようなネガティブな感情が生まれます。
「可愛さ余って憎さ100倍」と言いますが、その結果、友達も自分も仲間はずれやいじめ等、相手に攻撃的な態度を取るかもしれません。
他にも人生には生きていると、色々ストレスを感じる場面が多いはずです。
でも、そのストレスを発散する場所を何処に求めていますか?その発散相手を友達と考えてはいないでしょうか?
「悩みを打ち明けられるのが友達」、「じっくり話せるのが友達」ときれいごとは言えますが、悪く言えば「ストレスの発散相手」とも考えられます。
そのストレスの元が、社会や会社、学校などの団体ならば良いのですが、個人から与えられたストレスの場合、それを打ち明けられた友達は「別の人に話せない」という制約を課されることになります。
それが一つの「友達に対する守秘義務を課した拘束」になり、友達にとってはストレスとなります。
ストレスの原因を友達に話した時、その内容に同調を求められた友達が、違う意見を持ち、反論できれば良いですが、その雰囲気で反論できない場合もあります。
友達にとっては反論せずに同調すること自体がストレスとなります。
友達はあくまでも長くいて楽しい相手。ストレスの発散対象であってはなりません。
長く付き合って楽しい相手ならば、親しい仲間で良くありませんか?
「親しい中にも礼儀あり」。適度な距離感で会話を楽しめる仲間、趣味を一緒に楽しむ仲間、意見をぶつけ合う仲間、自分の目的に沿って、色々な仲間を作る。
言葉の定義上は「友達=親しい仲間」です。
それで十分ではありませんか?
あなたは友達に何を求めていますか?
5.「親しい仲間」を作るにはストレス耐性の理解が重要
「友達に頼れないならば、悩みやストレスはどうやって解消するの?」思う人もいると思います。
では、その解消するべきストレスとは一体何でしょう?
「ストレス」についてもう少し考えてみましょう。
ストレスとは、「精神的ショックなどによって起こる精神的緊張や生体内の非特異的な防衛反応。また、その要因となる刺激や状況」と定義されています。
寒冷・外傷・仕事の拘束時間のように物理的問題に対するストレスもありますが、社会活動で受けるストレスは精神的なものが圧倒的に多いと思います。
そのストレスを他人に話して紛らわすのが友達への相談。
何らかの解決策を出してもらえることもありますが、話して気持ちが紛れるだけの時も多いと思います。
でも、ストレスに対する対処法は色々あります。それを上手く行える指標に「ストレス耐性」というものがあります。
「ストレス耐性」とはその文字通り、ストレスに強いか、弱いかです。
ストレス耐性が高い人の特徴は
①ポジティブ
→なんでも良い方に考えるので、ストレスが溜まらない
②自分の技量を理解している
→自分自身を理解していると、背丈に合った対応ができるのでストレスが溜まらない
③行動派
→新しい環境でも積極的に行動できるので、環境に馴染みやすい。周囲に馴染めるとストレスが無い。
④メリハリがはっきりしている
→主張すべきところは主張し、そうでないところは簡単に引く。メリハリがあると意見が通り易く、ストレスを感じにくい。
⑤単細胞
→色々余計なことを考えない。悩まないのでストレスが少ない
⑥人当たりが良い
→他人に好かれるので、他人からの攻撃を受け難くストレスを感じ難い
⑦マイペース
→他人に合わせることが少ないのでストレスを感じ難い
⑧正義感が強い
→法律や規律に則って行動するので、他人の意見に合わせる必要が無く、ストレスを感じない
⑨ストレスの場数を踏む
→ストレスを多く受ける環境で育つと、ストレス自体に強くなる
⑩「ごめんなさい」と言える
→自分に非があった場合、素直に「ごめんなさい」と言えれば、相手とのイザコザモも発生し難くストレスにならない。
⑪「ありがとう」と言える
→誰かに何かをやってあげる時、人間は「親切心」、「優しいと思われたい」、「見返り」の感情を持つ。その行為に対する感謝を伝えるのがお礼の言葉。感謝の気持ちを伝えられた相手とのイザコザモも発生し難くストレスにならない。
⑫気持ちに余裕がある
→気持ちの余裕とは、ストレスの量。受けているストレスが少ないと、新たなストレスに耐えられる
⑬他人を否定しない
→他人への「罵倒」や「罵り」、「人間否定の言葉」を使わない人はその相手から恨まれることが少ない。結果、いざこざは少なく結果的にストレスを与えられ難い。
⑭プライドを保てる場所の確保
→プライドを保てる場所ではプライドを傷つけられることが少ないので、ストレスを感じない
⑮現実回避、現実逃避
→嫌なことがあると、その場所から逃げるのでストレスにならない
⑯責任回避、責任転嫁
→自分で取るべき責任を果たさず、その場所から逃げるのでストレスを感じない
⑰卓越した何かを持っている
→何かに卓越していると、その分野で自信があり、他の分野ではストレスを感じ難い
⑱趣味を持っている
→ストレスがあっても、スポーツや趣味を行う事でストレスを発散する
⑲ストレス転換(相談)
→自分の受けたストレスを別の他人に相談するで、ストレスを紛らわす
⑳ストレス転換(暴力)
→自分の受けたストレスに対し、物を壊したり殴ったりすることでストレスを発散する
→自分の受けたストレスを別の他人に与えることで優越感を感じ、ストレスを紛らわす
一方、ストレス耐性の低い人は、上記文書を反意文章にした時が特徴。
例えば①の「ポジティブ」の反意語は「ネガティブ」。
→なんでも悪い方に考えるので、ストレスが溜まり易い
こんな感じです。
まずは、あなた自身がどのような「ストレス耐性」を持っているのか考えてみて下さい。
①~⑧はストレスの容量が大きく、ストレスを感知し難い人。元々の性格や個性の部分なので、簡単に取り入れるのは難しいかもしれません。
⑨~⑬は経験と処理。ストレスを感じる機会が多いと、人はそれに慣れ、ストレスを感じないように、ストレスを感じる状況を作らないように行動します。
⑭~⑯は回避。ストレスを感じる可能性が高いところから自分を回避させることで、ストレスから逃れます。
⑰~⑳は転嫁。ストレスを感じても別の事で、ストレス発散を行います。
では上記ストレス耐性を持っている人にどのようなタイプの人が多いのでしょう?もう少し細かく見てみましょう。
①~⑧の項目が多く当てはまる人は、新しい環境に馴染め易く、自分でどんどん進んでいくタイプ。
親しい仲間が多く、友達を作る必要性を感じていない人が多いです。
⑨~⑬の項目が多く当てはまる人は、多くのストレスを受け、その対処法を身に着けているタイプ。
相手に対する注意力に優れ、相手にストレスを与えず、自分もストレスを持たないような技量を持っている人が多いです。よって、「親しい仲間」も「友達」も作れます。
⑭~⑯の項目が多く当てはまる人はストレス耐性に弱い自分を知っているタイプ。
ストレスを感じ難い環境を探し、限られたその場所で仲間を作ります。その場所を大事にしたいがために、親しい仲間以上の「友達」を求める人が多いです。
⑰、⑱の項目に当てはまる人は、自分の強みやいる場所を知っているタイプ。
親しい仲間も友達もその場所で作るので、それ以外の場所では疎遠で無理に親しい仲間や友達を作る気が無い人が多いです。
⑲の項目に当てはまる人は、ストレス耐性が弱いタイプ。悩みを相談する友達を欲し、ストレスを紛らわすことが多くなります。
問題は⑳に当てはまる人。ストレス耐性が弱く、自分の居場所も見つけられていないタイプ。切れやすい・他人をいじめる等、精神、肉体的な暴力、攻撃を他人に与えます。
社会の中で生きていると、多かれ少なかれストレスを受ける環境にあります。仲間になる可能性のある人も全員その対象であり、色々な人が周りにいます。
あなたがどのようなストレス耐性を持っているか、あなたと気が合う・相性が良い人が、どのようなストレス耐性を持っているかは分かりません。
でも、自分のストレス耐性を良く知り、相手のストレス耐性も理解した上で親しい仲間、友達を作れば、トラブルにもなり難いと思います。
6.人生には次のステップがある
人間とは気持ちの持ち方、考え方を成長させることができる生物です。
仲間、友達ができる環境は同じではなく色々なステップがあります。
幼稚園→小学校→中学校→高校→大学→社会人→老後
誕生した時の家族→独立→結婚→新しい家族→家族の独立→死別
クラス替え、転校、転勤、引っ越し
その都度、色々な経験をして、仲間、友達も変化していきます。
その中の一つの時間で起きた問題にとらわれ、自暴自棄になったり、自殺したりするのは次のステップにある未知の世界を見ずに終わること。
勿体ないと思いませんか?
自分のストレス耐性も経験で変わっていきます。変えることができます。
一つの場所で失敗しても次があります。その場で失敗を修正することも可能かもしれません。
考えて色々実践することで、色々な道が開けてきます。
色々何が問題だったかを考え、軌道修正し、現状、次のステップで試してみることが自分の成長につながります。
せっかく与えられた人生です。目いっぱい考え、色々楽しみませんか?