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あなたは覚えることから始めるタイプ?考えることから始めるタイプ?


では、あなたはどちらのタイプでしょう?

1.覚えることから始めるタイプ
2.考えることから始めるタイプ

私の今まで会ってきた人から分類すると、

1. に当てはまる可能性の高い人

・高学歴(難受験を乗り越えている)
・十分に予備知識を付けてから行動する
・説明を難しい単語で構成する
・打合せでメモを取って正確に内容を把握する
・会話の発言は殆どが自分で情報収集した内容を伝える
・自分は記憶力が高いと感じている
・難易度に関わらず、与えられた仕事をキチンと熟す
・自分は頭が良く、優れているので仕事も選択できると思う
・読書、数学が好き。クイズが得意。囲碁、将棋などが好き
・プライドが高い

俗に言う「賢い人」ですね。

2. に当てはまる可能性の高い人

・低学歴、受験で失敗(覚えることが苦手)
・とりあえず行動してみる
・文章を分かり易い言葉で構成する
・メモを取らず打合せは聞いて発言するものである
・会話の発言は自分の経験談、発想が多く含まれる
・与えられた仕事に疑問を持ち、改善策を考える
・自分は行動派で、仕事は何でもやってみたい
・実験、観察が好き。麻雀、パズル、迷路などのシンプルなゲームが好き
・根拠の無い自信がある

俗に言う「当たって砕けろ、改革派」という感じでしょうか?

自分の過去を振り返り考えてみれば、どちらのタイプか分かると思います。

どちらにも当てはまる項目があると思いますが、当てはまる数が多い方があなたのタイプになります。

両方とも当てはまる数が少ない人は「覚えること」も「考えること」も多く経験していない人になります。

言い換えれば、どちらも今から始められる原石ということですね。

両方の項目が多く当てはまる人は天才。色々な事をどんどん記憶し、知識をベースに考えることができる。

短時間に両方できることが非凡ですよね。

でも人生時間が限られているので、凡人はどちらかに片寄る可能性が高いと思います。

私の経験では、大卒でほぼ9割が1のタイプに該当します。

ちなみに私は1の該当0、2は9項目全部あてはまります。

皆さんのイメージだと、1のタイプの方が「頭が良い、思考力がある、論理的」という言葉が当てはまり、「考えるタイプ」のように思っていませんか?

これは日本の教育にもよりますが、一般的には

頭が良い=記憶力が高い、学歴が高い
思考力がある=幅広い知識から情報を取り出せる
論理的=正確に記憶した情報を効率よく取り出せる

という認識を持っているからです。

でも辞書で調べると、

頭が良い=物事と処理する高い能力、高い知性、考える力が高い
思考力がある=考える力、頭を働かせる力
論理的=対象の物事を順序立てて、筋道を立てて考える

全てに「考える」の文字はありますが、「記憶」の文字はありませんよね?

そうすると、1のタイプは「記憶する能力の高い人」となり、記憶する能力の高い人は
「1. 覚えることから始めるタイプが多い」という論理展開になります。

では次に2のタイプを考えてみましょう。

2のタイプで皆さんが考えるイメージが

頭が良くない=覚えることが苦手
論理的ではない=思考力が無いので行動から入る
知識がない=難しい単語を知らないので、簡単な単語しか使えない
常識が無い=常識が無いから脱線したかがる
単細胞=知識が無いからやることが単純

といった感じでしょうか?でも良く考えてみてください。

記憶力が無いということは、何かの問題に直面した時に、「とりあえずやってみよう」という行動しかありません。

行動すれば問題が何か見えてきます。問題が分かれば、その解決方法を考え始めます。

簡単な単語しか使えないと、表現力が落ちます。でも簡単な言葉を使って表現力を付けようとすると、色々言い方や説明の仕方を考えなくてはなりません。

常識とは、その組織が作ったルールです。常識を持った人はそのルールの中で動きますが、ルールを知らない人はルールを破ります。

この行為は脱線につながってしまうかもしれませんが、一つの視点から考えずに、多方面の視点で物事を捉えられるという利点もあります。

言ってしまえば、2のタイプの人は覚えることが苦手なので、「行動するしかない」、「考えるしかない」という状況で思考力が養われます。

よって、「2.考えることから始めるタイプ」と言えるのです。